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平成元年、日本郵船は4つの異なったコンセプトを持つクルーズ客船を世界中に就航させると発表、
コードネームを大きい順に「松」、「竹」、「梅」、「小梅」と名付けました。 「松」は欧米市場向け超高級クルーズ船クリスタルハーモニー、「竹」は日本市場向け高級クルーズの飛鳥、「梅」は小型探検クルーズ客船フロンティアスピリット、「小梅」は東京港のレストランクルーズのレディクリスタルとして全て実現、フロンティアスピリットこそ就航後数年で提携先のドイツ、ハパグ・ロイド社に売られてしまいましたが、残り3隻は2005年まで、最初の計画通りに稼動し続けました。 バブル期の計画が存続し続けた稀有な例ではないでしょうか? そして、2006年春、飛鳥はドイツに売られ、アマデア(バハマ船籍)に、クリスタルハーモニーは飛鳥の後継船たる飛鳥Uに、それぞれ新たなる旅立ちをしていきます。 また秋にはブレーメン(旧フロンティアスピリット)が2年ぶりに日本にやってきます。 そんな彼女らが横浜港大桟橋に集った姿を想像して絵にしてみました。 手前に見える小さな客船はもちろんレディクリスタルです。 |