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かつて、イギリスのキュナード・ライン、P&Oライン、そしてオランダのホランド・アメリカ・ラインといえばワールド・ワイドな老舗の客船会社として、それぞれ独自の船客サービスと船体デザインを売り物にしていました。 時は流れ、現在はそれらが皆、巨大なカーニバルという資本傘下におかれ、合理化の名の下に同じデザインで、わずかに煙突や塗装色だけを変えて就航する時代になってしまいました。当然、船客サービスやインテリアなどは各社の伝統を引き継ぎ、独自性を出しているのでしょうが、客船ウォッチャーとしては一抹の寂しさを感じます。 絵はそんな中の一隻、2007年就航予定のキュナード・ラインのクイーン・ビクトリアです。すでに何隻も就航しているホランド・アメリカのビスタクラスをベースにしています。ワールドクルーズで香港にやってきたと言うイメージで描いてみました。 |
※マウスカーソルを画像の上に持っていくと絵が変ります。 絵はもともとクイーン・ビクトリアで就航する予定だった、P&Oラインのアルカディアです。この船は同社の大型客船としては3代目になります。 |