Column:与太爺の世迷言( 2003/01/10 現在 )クルーズシップコレクション2003総括


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「クルーシップコレクション2003」総括

発売以来、ながながとしつこく続けてきましたが、2003/01/07発行の
クルーズメールNo.172にて、発行元である海事プレス社さんからの正
式訂正が出されましたので、これをもって、総括としてコラムにします。

まずは、その訂正の全文です。
[訂正とお詫び]
★クルーズシップ・コレクション2003 訂正

 11月11日に発売されたクルーズ12月臨時増刊「クルーズシップ・コレクション
2003」をお買い上げいただいた皆様ありがとうございます。その中でいくつかデータ
や画像に誤りがありましたことを、以下で訂正するとともに、深くお詫びいたしま
す。そのほかお気づきの点、ご感想・ご意見等ございましたら、編集部( 
editorial@cruise-mag.com )までお寄せください。

・ P.33 「オブザベーションラウンジ」の写真が間違っていました
・ P.37 「Fステート・ルーム」は「Jステートルーム」の誤りでした
・ P.123 クイーンメリー2 誤:文中の「長さ45メートル」 正:「長さ345メートル」
・ P.131 ゴールデン・プリンセス 誤:初就航1998年5月 正:2001年3月
・ P.188 トパーズ 誤:全長27.0m 正:185.0m 以下“プロペラ”まで一段ずつ下にずれる
・ P.203 ぱしふぃっくびいなす船体写真がおりえんとびいなすの写真になっていました
・ P.237 リーフエンデバーの写真がリーフエスケープになっていました
・ P.279 スペインのパルマ(パルマ・デ・マリヨルカ)の説明が、イタリアのパルマの説明になっていました
・ アトランティック造船所で建造された船の船体データ内の“プロペラ”欄がAzipodとなっていましたが、Mermaidの誤りでした

以上、皆様にご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。次回はさらに
パワーアップした「クルーズシップ・コレクション」になるよう、皆様の意見を取り
入れつつ、よいものを作っていきます。ご期待ください。

訂正としてあげられている項目については、ひとつを除いて特にコメントはありません。
これを読んで感じたことは以下のとおりです。

・この訂正ネタの提供ソースは何?
・これで全部とする根拠
(というよりは"これだけかいっ?!(^_^;"っていう素直な気持ち)

の2つです。

まず一つ目ですが、「勝手に正誤表」と"船のウェブサイト"の石山さんが
運営されている「cruiseferry」MLの内容が反映されていないことから、以下
のような類推ができます。

(1)編集部の自己チェック
(2)読者からの編集部への直接連絡(メール、はがきなど)
(3)PTSさんのチェック

といったところでしょう。ポイントは"直接連絡"でしょうか。
このサイトにしてもMLにしても、編集部を直接の対象とした発言ではなく
閲覧者に対しての単なる報告でしかない訳ですから、こういった場での発言
に対して、直截な対応をするかどうかという点に関しては、ポリシーの問題
と考えますので特にコメントはしません。
そのポリシーをどう思うかは別問題ですが.....後述します。

より大きな問題として捉えられるべきは、2番目だと考えます。

このサイトは、編集部の方にとっては既知のものであり、又、MLにも編集部
の方が参加しているという事実に目を向けたときに、正直、「これでいいの?」
って思ってしまったのは事実です。

「勝手に正誤表」のデータが絶対正しいなんて言う気はさらさらありませんが、
換算誤差などを考慮して、例えば数%の違いであれば間違いとしないとしたと
しても、(これについても、書中で使っている換算レートを明示している訳で
はないという大きな問題があるんですけど。)明らかに訂正内容から漏れていると思われる、

・明らかに間違っている個所
・誤植
・スペルミス

というのがたくさん出てます。これについてはどうするんでしょうね?
間違いの指摘が、言葉は悪いですが、存在を知っていながら無視をすると決めた
出元であったにしても、間違いは間違いとして訂正できないっていうのは何か
理由があるんでしょうか?
まさに、出版社というか物作りの原点とも言える「価値観」、
あるいは「作り手の良心」というレベルの問題です。

一つ考えられることは、公式訂正文中に存在していないエラーについては、
海事プレスさんの編集責任範疇ではないという解釈です。
提供元のデータそのものが間違っている場合ですね。
これについても、本来であれば編集部のチェックが入るべきだとは思いますが、
これも結局ポリシー論に行き着いてしまうのでとりあえずここでは語りません。

このクルーズメールNo.172に先立つNo.171で、編集部の方のこういう発言がありました。

「指摘された項目をフォローして見ると必ずしも、間違いとは言えない点もあり…。」

つまり、171と172を読み合わせると、編集部の見解は

「172で指摘した間違い以外は間違いではない」

ということになります。
ここでの問題は、何に対してフォローしたのかっていう事になるかと思います。
おっしゃることは良くわかるのですが、少なくとも「勝手に正誤表」では、比較
対照となるデータを示して、ここが違うというスタイルをとりました。つまり
明らかに違う数字を、出元を明確にして"違う"としているわけです。
最初から指摘していますが、クルーズシップコレクション2003では、そういった
記載データの出元を明らかにしていません。
"フォローする"ということは、出元があるわけで、むしろ、その出元を明らかに
するということが、本来のあり方と考えます。
堂々と「出元がこうなっている。だから間違っていない」で良いと思うんですよね。
出元の信頼性は、読む人が判断する物だと思います。

さて、話の論旨の行方が怪しくなってきてしまいました。
この訂正文の一件を見るまでも無く、実はこの本そのものの編集ポリシーにも問題
があると考えています。

・取り上げる船の選択、船のデータ収集、コメントのレベル、etc....
 統一感が無いというか、一貫したポリシーが感じられない。
 得られる情報が、船や船社によって違いすぎるのは、ガイドとしては 「偏っている」といわれかねない。
 おそらく、代理店のレベルの問題もあるとは思うが.....
 端的な例でいえば、AIDA(ocean villageでもいいですが)は載っているのに A'ROSAは載っていないとか
 (キャプテンクックは載っているのにでもいいが).....
 又、同じ写真を同型船に使いまわす場合にしても、ある船では"この写真は 同型船の何々"という注釈が
 入っているのに、入っていない船(こちらが圧倒的に多い)もあるとか.....
 
・自己矛盾を起している。
 海事プレスさんが発行している雑誌、メールニュースなどを含めて、データが 自己矛盾している。
 ある本では"A"という数字なのに、違うところでは"B"という数字が載ってたりする。
 いったいどのデータに責任を持っているんでしょうね?
 逆に、今回の件で、"間違っていない"部分については、こっちを信用しろっていうことなんでしょうか?

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さて、結論じみたことを書かなくてはなりませんが、敢えてきつい書き方をすると、
#どうせ存在を無視されてるサイトですしね....(^_^;

「自分の間違いを正当化することだけしか考えていない自己矛盾も解決できないろくでもない出版社」

が、

「どこから持ってきたのかも解らない怪しげなデータを、ろくな検証もせずに、
読者の無知さにつけこんで適当に並べたカタログ本」

っていう事になるかと思います。
ガイド本どころか、とんでもない代物と定義することにします。

あまりにも関連書籍の少ない日本という国の悲哀なのかもしれませんが、
基本的に無料のカタログやパンフならまだ許せますけど、ガイドとは名ばかりの
こういうカタログ本に、お金を払わなきゃいけないっていうのは悲しいですね。

サイト内関連ページ:
「クルーズ・シップ・コレクション2003」なんでも掲示板
「クルーズ・シップ・コレクション2003」勝手に正誤表


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