デジカメレポート( 2003/05/26 )PowerShot G3インプレッション


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Canon PowerShot G3 インプレッション


クルーズのサイトを本格的に運営するにあたり
さすがにS10ではつらい状況が多々出てくるようになってしまい、
次期機種を模索していたのですが、
そんなおり、G2のモデルチェンジの報があり、
調べてみると、これがなかなか良いらしい....

発売を待って、さっそく店舗でチェック。

う〜ん.....うなってしまいました。
「こんなに世の中、進んでいたのね....」
というのが、偽らざる心境でした。

とにかく綺麗に撮れます。
各種マニュアル操作もできるので、
表現の手段もいろいろと駆使することが出来ます。

おまかせでもOK、凝ろうと思えば応えてくれる機能満載。

まさにキヤノンコンパクトデジカメの最高峰です。

スペック

PowerShot G3の主な仕様
カメラ部有効画素数 約400万画素
撮像素子 1/1.8型、CCD総画素数約410万画素
レンズ 焦点距離(35mmフィルム換算) 7.2(W)〜28.8(T)mm(35(W)〜140(T)mm
F値 F2.0〜3.0
撮影距離 通常撮影:50cm〜∞、マクロ撮影:5(W)/15(T)〜50cm
マクロ時最大撮影範囲 W端:74×54mm、T端:55×41mm
デジタルズーム 約3.6倍(光学ズームと合わせて最大約14倍)
AF方式 TTL AF(コンティニュアス/シングル)、測距点:1点(任意位 置選択可能)
フォーカスブラケティング機能、フォーカスロックおよびマニュアルフォーカス可能
光学ファインダー 実像式ズームファインダー(視度調節機能付き)、視野率:83%
液晶モニター 1.8型低温ポリシリコンTFT液晶カラーモニター(約11.8万画素)
視野率:100%
測光方式 評価測光、中央部重点平均測光、スポット測光(中央固定/AF枠連動)
露出制御方式 プログラムAE、シャッター速度優先AE、絞り優先AE
マニュアル露出(AEロック可能)
露出補正 ±2段(1/3段ステップごと)、AEB撮影可能
シャッタースピード 15〜1/2,000秒、1.3秒より長秒時はノイズリダクション処理あり
連写 高速連写 :約2.5コマ/秒
通常連写:約1.5コマ/秒(ともにラージ/ファイン、液晶モニターOFF時)
感度 オート//ISO50/100/200/400相当
ホワイトバランス TTLオート、プリセット(太陽光/くもり/電球/蛍光灯/蛍光灯H/ストロボ)
マニュアル(2ポジション)
内蔵ストロボ(撮影距離) 70cm〜5.0(W)/4.0(T)m(ISO100相当時)
外部ストロボ 220EX/380EX/420EX/550EX/MR-14EX/MT-24EX
撮影モード オート、クリエイティブゾーン:プログラム/シャッター優先/絞り優先/
マニュアル/カスタム1/カスタム2、イメージゾーン:ポートレート/風景/夜景/スティッチアシスト/動画
記録画素数 静止画 ラージ:2,272×1,704画素、ミドル1:1,600×1,200画素、
ミドル2:1,024×768画素、スモール:640×480画素
動画 320×240画素(最大約3分)、160×120画素(最大約3分)
静止画圧縮率 スーパーファイン、ファイン、ノーマル
記録可能画像枚数※1
動画時間(合計時間)
(32MB CFカード〔同梱〕記録時)
静止画
スーパーファイン
ファイン
ノーマル
ラージ
約14枚
約27枚
約54枚
ミドル1
約30枚
約54枚
約108枚
ミドル2
約53枚
約94枚
約174枚
スモール
約120枚
約196枚
約337枚
RAW
約7枚
動画
320×240画素:約91秒、160×120画素:約242秒
記録フォーマット DCF、DPOF対応
画像ファイルフォーマット 静止画 JPEG(Exif2.2)、RAW
動画 AVI(画像データ:Motion JPEG、音声:WAVE〔モノラル〕)
音声 WAVE(モノラル)
記録媒体
コンパクトフラッシュカード(Type IおよびType II)
再生モード シングル再生、インデックス再生、スライドショー、動画再生、
拡大再生(最大約10倍)、音声メモ再生(最長約60秒まで記録・再生可能)
ダイレクトプリント
対応プリンター:CP-100/CP-10、PIXUS 895PD、535PD、F890PD
インターフェース USB(mini-B)※2、AV-Out
電源 専用充電式リチウムイオン電池(BP-511/512)、ACアダプター(CA-560)、
カーバッテリー(別売キットCR-560が必要)
撮影可能枚数※3 液晶モニターON:約450枚、液晶モニターOFF:約1,050枚
再生可能時間※4 約360分
大きさ 121.0×73.9×69.9mm(突起部を除く)
質量 約410g(本体のみ)
※1: この数値は当社で設定した標準撮影条件によるもので、被写 体・撮影状況・撮影モードにより変わります。
※2: USB2.0対応ボードとの接続は、全ての動作を保証するものではありません。
※3: 〈測定条件〉常温(23℃)、20秒間隔でW端撮影とT端撮影を交互に繰り返し、4回に1回ストロボ発光、8回に1回電源ON/OFFを行う。
※4: 〈測定条件〉常温(23℃)、1画像を5秒のスライドショーで再生。
PowerShot G3 パソコン接続環境
DOS/V
PC98-NX
OS
Windows 98/Me/2000/XP
CPU
Pentium150MHz以上 推奨(XPは300MHz以上)
RAM
64MB以上(Windows98/Me/ 2000)
128MB以上(Windows XP)
必要HD空き容量 25MB以上(ドライバーのみ)
Macintosh OS MacOS 8.6〜9.2、Mac OS X(v10.1)
QuickTime3.0以上必要
CPU PowerPC
RAM 20MB以上のアプリケーションメモリ必要(Mac OS 8.6 〜9.2)、128MB以上のRAM(Mac OS X)
HD空き容量 20MB以上(ImageBrowserのみ)
◎各ソフトウェアインストール時のハードディスクの必要空き容量 は、同梱のソフトウェアクイックガイドをご参照ください。
◎USB接続する場合は、記載のPCに限定。Windows:Windows 98/Me/2000/XPプリインストール機
Macintosh:標準でUSBポートを搭載したMacintosh。
PowerShot G3 本体セット
パワーショット G3 本体セット価格[8120A004]… オープン価格*
JANコード:4960999-172477
[本体セット内容]●G3本体 ●レンズキャップ ●ネックストラップ NS-DC1 ●ワイヤレスコントローラー(リチウム電池付)WL-DC100 ●バッテリーパック BP-511 ●コンパクトパワーアダプター CA-560 ●ACケーブル ●AVケーブル AVC-DC100 ●インターフェースケーブル IFC-300PCU ●デジタルカメラソリューションディスク ●Adobe Photoshop LEディスク ●CFカード(32MB)FC-32M ●CFカード用ケース
*オープン価格商品の価格は、販売店にお問い合わせください。

良い所、悪い所

使ってみて解る事も有ります。
もっとも特徴的と思われる部分を上げてみます。

良い所
・簡単に撮ろうと思えばカメラ任せのフルオートモードで充分。
・作画意図を充分に実現できる各種AEモードとマニュアル機能
・RAW撮影可能。
・電池の持ちがよい。S10とは雲泥の差。
・低EV側に強いAE。よく粘ります。
・ノイズが少ない。特にISO50での撮影は素晴らしい。
また、高ISOでもあまり荒れない。
・バッテリはEOS10Dと同じ。

悪い所
・ファインダーにコストがかかっていない。単なる素通し窓。
しかも自身のレンズで視野がけられる。
最初に見た時は冗談かと思った。
撮影情報くらいファインダーに表示して欲しい。
・無骨なデザイン。
・利用メディアの速度に、操作性が大きく影響される。
マイクロドライブの340MBは使わない方が良い。
撮影リズムを著しく損なう速度しか出ない。
・弱冠、青みが強い発色。
・G2比、x4ズームは良いが、広角側へ広げて欲しかった。
・純正コンバージョンレンズは大きすぎる。


現在の役どころ

2003年の香港撮影行がデビュー。
バリバリのメイン機。
EOS10Dは機材がかさばる為、海外等には
持っていきづらい。そういう時はG3の出番。
"ハレ"のカメラとしても充分通用するので、
重宝している。

常時、RAWで撮影。

オプション

キヤノンコンパクトの最高峰だけあって、オプションも充実している。
以下の純正オプションを利用中。

No. オプション名称 用途
コンバージョンアダプタアダプタ フィルタ、コンバージョンレンズの装着アダプタ
WC-58N x0.7倍のワイドコンバータ


総括

デジタルSLRの低価格化を受けて、
このクラス(ハイエンドコンパクト)の市場は、
やがては消滅すると考えられるが、
それでもエポックを築いたと言える名機であると考えます。

良いカメラです。


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