Photo Gallary ( 2005/01/20up ) DA 40mmF2.8 Limited vs FA 43mmF1.9 Limited

DA 40mmF2.8 Limited vs FA 43mmF1.9 Limited
待望のAFパンケーキレンズ。しかもLimited仕様でデジタル対応!!
PENTAXのDSLR使用者にとっては、発表以来、とても気になるレンズでした。
ほぼ予告通りで、2005/01/13に発売開始。ちょっと遅れましたが入手しました。
純正フードは、特徴的な"藤壺"型。
このフードを外すと、更に薄くなります。
同じLimitedのFA43mmF1.9 Limitedとは焦点距離も近く、
どちらにしようか悩むところだと思います。
ちなみに、どちらもフィルター径は49mmで、それぞれの専用フード
を交換することも出来ます。
ただし、FA43mmF1.9Lのフードは35mmフルサイズ用なので、DA40に付けた
場合のフードそのものに関しての効果については期待できないところです。
私の持っているFA43mmF1.9Lは、シルバーなので、色も合わなかったりします...
又、DA40のレンズキャップはネジ込み式で、迅速な脱着にはちょっと不向きです。
撮る度に"ねじねじ"してキャップを外すのは、折角のパンケーキの速写性をも損ないかねない。
幸い、ネジ系は30.5mmなので、手持ちの小物をあわせてみました。
30.5mmっていうのは、意外と商品があるんです。
まずはローライ35用のフード。
このフードは、45mmの被せキャップが使えます。
何故か持ってたローデンシュトックのキャップを付けてみました。
続いて、コンタックスのTVSII用のフードです。こちらはもう少し小型になります。見た目もGood!!
キャップは専用のK34。K34も被せ式なので、脱着は簡単です。
フィルター類は、同じくローライ35用やTVSII用のモノが使えます。
また、意外と知られていないかもしれませんが、リコーのGRシリーズの、1s、1v、21のフィルターも30,5mmです。
GR用にはPLもありますが、これはサーキュラータイプではないので、*istDシリーズには不向きです。
あと書き忘れましたが、ローライ35は、ゾナーが付いてるタイプです。
テッサーやクセナー、トリオターが付いてるタイプとは径が違いますのでご注意を。
大きさが違うので、当然ケースも異なります。
大きさだけでなく、"PENTAX"のロゴも、FA43mmLの方は金文字だったりします。
さて、一番気になるそれぞれの描写の比較です。
使用カメラ:PENTAX *istDS(ISO200。ナチュラルモード。各種パラメータは標準)
使用レンズ:
smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited
smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited
まずは、それぞれF2.8で解像感の比較。
左がDA40。右がFA43です。まずは全体
解像感については、両者譲らずという感じでしょうか...
DAの方が硬い感じがあります。ハイライトや暗部の諧調はFAの方が良い感じです。
続いてこのサンプルの中央部を原寸で切り出した画像
右下隅原寸切り出し
このカットが一番差が出ている感じです。
FAはコマ収差と思われる像の流れと、口径蝕と思われるボケの変形が見られます。
FAはF1.9という大口径ですから、ある意味しょうがない部分ではありますね。
でも高いレンズなんだから何とかして欲しいところです。
DAの方は隅でもカッチリと描写されています。
次は、屋外の遠景における絞りによる描写の比較です。
同じく左がDA40。右がFA43です。まずは全体
続いて中央部を原寸で切り出した画像
左下隅原寸切り出し
次は、屋外の近景における描写の比較です。
同じく左がDA40。右がFA43です。
FA43mmF1.9の本質は、やはりF1.9にあるというべきなので、F1.9を参考として載せます。
最後に、光源ボケの比較。
元画像は、こちらでご覧になれます。

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