デジカメレポート( 2003/05/30 )Canon EOS10Dでワイコンを試す(EF 17-40mm F4L USM編)


Back

Canon EOS10Dでワイコンを試す(EF 17-40mm F4L USM編)

すごい絵ですよねぇ.....カメラとは思えない....(^_^;

違うレンズで....

しつこくワイコン検証です。
こんどは、装着元を変えてみました。

ながらく発売が待たれていた、廉価版広角Lズーム

EF 17-40mm F4L USM

です。

元が77mmというフィルター径なので、さすがにDCR-720を
試そうという気は起きません。

62mmのWCON0-8B
58mmのWC-58N

で試しました。

装着ノウハウ

まずは危なそうなWC-58Nから....
フィルター径はご存知58mm。
ただし、今回は元レンズが77mmですから、

77->58

というステップダウンとなります。
径方向で、周辺部から9.5mm。
小さい値では有りません。
こんな感じになります。



未装着状態

フード装着状態
ステップダウン装着。

レンズ外周部の文字の部分は、殆ど隠れてしまいます。


未装着状態のワイド端です。

ステップダウン装着時のワイド端です。
ケラレはありません。

さて、試みとして、
この状態でフィルタは使えるのでしょうか?
手持ちのmarumi W-CPL 58mm
で試してみました。

ケラレ無しです。
つまりは、ステップダウンはEOS10Dで使う分には、
着けっぱなしでよいということになります。
高い77mmフィルタを買わなくても良い訳ですね。


ワイコンを装着します。トップの絵は、フードをかぶせた上で
装着したイメージです。フードがないとこんな感じです。
ちなみに、ワイコンを装着した状態で、フードの脱着はできません。
そう、ワイコンがくぐらないのです....(^_^;

すごいですよね。
おもわず、"ブサイク!!"と叫びたくなります。
写りは大丈夫でしょうか???

本当に使えるのか?

みたままです。

ワイド端
見事にケラレてます。
でも画質はいい感じです。
なんだかセミフィッシュアイ
みたいですよね。
そういう作例なら、このまま
使ってもOKかも。

Shutter speed: 1/1500 sec
Aperture: 4.0
Exposure mode: Av
ISO: 100
Lens: 17.0 to 40.0 mm
Focal length: 17.0mm
ファインダー上で、
ケラレが見えなくなる
所まで、ズーミング。
しかし、実像の方は
影が見られます。

Shutter speed: 1/1500 sec
Aperture: 4.0
Exposure mode: Av
ISO: 100
Lens: 17.0 to 40.0 mm
Focal length: 21.0mm
影がなくなりました。

Shutter speed: 1/1500 sec
Aperture: 4.0
Exposure mode: Av
ISO: 100
Lens: 17.0 to 40.0 mm
Focal length: 22.0mm

使えるのは、22mmからという事になります。

換算すると、

22x1.6x0.7=24.64

ほぼ24mmを手にいれることが出来ます。

テレ端はどうでしょうか?

気持ち流れているような感じですが、
24-85の時のような感じではありません。
所詮、40mmという事なのかもしれません。


さて、WC-58Nはこんな感じでした。
次は、WCON-08Bです。
WC-58Nの結果を見て、実はちょっと期待していたのですが....


77->62のステップダウンを装着しました。


WCON-08Bを装着

フードは入りませんでした。
というよりは、フードを装着した状態では、
WCON-08Bはつきません。

実写です。

ケラレはありません。
が、どうした事か、周辺が大流れ....
テレ端は以下のような感じ。

絞ってみましたが、目立った改善は見られません。

ケラレ的にはOKですが、この画像はちょっと
使えないと考えます。

ファインダーを覗いた瞬間、
「やったー」
と叫んだんですが....
よくみると、ぜんぜんダメでした。

総括

残念な結果ですが、
使うならWC-58Nで、22mm以後で使うか、
セミフィッシュアイもどきで、ケラレ
承知で効果として使うかだと考えます。

24-85+DCR-720

が良い結果だったので、あえて、この組み合わせ
で頑張る必然性は無いと考えます。

24-85と17-40の2本を持っていけないようなときに、

24-85+DCR-720

で持っていくのが正解でしょう。
これで、17-40とほぼ同等の27mm相当の画角が手に入ります。

17-40+WC-58N

で、22mm近辺は実用域です。
これで、ほぼ24mmの画角が手に入ります。

緊急避難的には、許容範囲でしょう。

ステップダウンを使ったフィルターワークに
関しては、問題ないと考えます。

EOS10Dでこのレンズを使う限りは、
77mmのフィルタは不要ですね。

ステップダウンリングについては、
日本で比較的簡単に入手できるケンコーとmarumiですが、
marumi製のほうが、肉薄です。
ただし、marumi製は外周部にローレットがないので、
きつく締めてしまうと、外すのに苦労します。
ケンコー製は、ローレットがあるので、
だいぶ外しやすさが違います。


Back

ご感想をおまちしております。