Canon EOS10Dでワイコンを試す
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何故ワイコン?
待望の20万を切ったデジタルSLR EOS10D。
矢も立てもたまらず気絶してしまった訳ですが、
このカメラ、そのスペック上、非常に困る事があります。
コストの為かどうかはさておき、撮像素子がAPSフィルム
相当の大きさしかありません。これが何をもたらすかというと、
交換レンズの焦点距離が、無条件にx1.6になってしまいます。
例えば、今時の一般的な標準ズームとも呼べる
24-85mm
なぞというレンズは、なんと、
38-136mm
という半ば望遠ズームとでもいいたくなるような
レンズになってしまいます。
フルサイズの一部を、常時、トリミングしている状態ですね。
言い換えれば、
・レンズ中心部のおいしい部分だけ使う
・望遠には有利
とはいえるのですが、広角側が、35mmにも届かない
というのは、素人の一般撮影としては、
かなりつらいものがあります。
じゃあ、「より広角側のレンズを使えば」っていう話はあるのですが、
例えば、キヤノンの純正品で考えると、該当するレンズは
EF 16-35mm F2.8L USM \230,000-
EF 17-40mm F4L USM \120,000-(2003/05発売予定)
EF 20-35mm F3.5-4.5 USM \80,000-
の3本しかありません。
16mmで26mm相当、17mmで28mm相当、20mmで32mm相当です。
単焦点に目を転じても、
EF 14mm F1.4L USM \307,000-
EF 20mm F2.8 USM \81,000-
です。私には目が点になってしまう値段です....(^_^;
なんとか35mm程度の画角は確保したい。
じゃあどうすると考えて、
「そうだ、ワイコンがある」
と思ったのでした。
どのワイコン?
とはいっても、さすがに一眼レフのレンズというのは
殊にAF化以後、大口径化しているので、フィルター径も
相当にでかくなってます。
手持ちのレンズで見てみると、最小でも67mmでした。
デジカメ用のワイコンは、FZ1のところでも既出のように、
サードパーティベンダの製品では52mmが標準です。
さすがに15mmもステップダウンするのは試すまでも無い
ように思います。
例によって他メーカーまで調査範囲を広げてみると、
キヤノンG3用ワイコン 58mm
オリンパスE-10/20用ワイコン 62(!!)mm
あたりがぎりぎりかなと思います。
キヤノンで9mm、オリンパスで5mmのステップダウンです。
ここは安全率を高くするためにも、オリンパスで試してみる
価値はありそうです。
WCON-08B
というコンバージョンレンズです。
装着ノウハウ
装着にはなんの注意もありません。
フィルタと一緒ですね。
径を合わせる為にステップダウンリングを使う
ことぐらいでしょうか。
トップの絵も装着したイメージですが、もう一枚。
なお、今回は、手持ちレンズの中で一番フィルタ径が小さく、
かつ、もっとも広角側まで広がっている
EF 24-85mm F3.5-4.5 USM
を使いました。
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意外なほど違和感は有りませんでした。
(まぁ、この部分はあくまで自分はということですが。)
本当に使えるのか?
一番気になる装着後の画質です。
以下、ワイド端からテレ端まで徐々にズーミングしていった画像です。
絞り開放とF8.0まで絞ったサンプルです。
各焦点毎に、全体、中央部分原寸、左下隅原寸の順です。
| 開放 | F8.0 | |
| 24mm | ![]() |
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| 35mm | ![]() |
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| 50mm | ![]() |
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| 70mm | ![]() |
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| 85mm | ![]() |
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こんな感じでした。
かなり厳しい作例なので、極端に結果が
出てしまいましたが、結論から言うと、
・多少影響はあるが、あまり絞りには影響されていない
・周辺部の描写はかなり甘い。
・焦点距離が長くなると、周辺部は更に甘くなる。
というところだと思います。
F5.6〜F8.0くらいの範囲で、ワイド端から、50mm前後までは
使える範囲と思います。
それ以外の場合は、中央部をいかした作画を
意識して使えば、面白い効果を得られそうです。
ここまで極端な作例ではなく、普通の景色だと、
こんな感じです。
| Shutter speed: 1/350 sec Aperture: 3.5 Exposure mode: Av ISO: 100 Lens: 24.0 to 85.0 mm Focal length: 24.0mm |
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| Shutter speed: 1/350 sec Aperture: 4.0 Exposure mode: Av ISO: 100 Lens: 24.0 to 85.0 mm Focal length: 37.0mm |
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| Shutter speed: 1/250 sec Aperture: 4.0 Exposure mode: Av ISO: 100 Lens: 24.0 to 85.0 mm Focal length: 48.0mm |
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| Shutter speed: 1/180 sec Aperture: 4.5 Exposure mode: Av ISO: 100 Lens: 24.0 to 85.0 mm Focal length: 70.0mm |
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| Shutter speed: 1/180 sec Aperture: 4.5 Exposure mode: Av ISO: 100 Lens: 24.0 to 85.0 mm Focal length: 85.0mm |
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総括
意外と使えるというのが結論でしょうか。
縮小圧縮が前提のweb用の絵であれば、
充分、実用になります。
EF 24-85mm F3.5-4.5 USM
に装着した場合、EOS10Dでは、
30mm〜108mm
という換算値になります。
メモカメラとしては、なかなかおいしい焦点域のカバーだと思います。
EF 17-40mm F4L USM
あたりが購入できる人には必要ありませんが、
とりあえず、「もう少し広角側が欲しい」という
ニーズには、一つの解だと思います。