デジカメレポート( 2004/07/01 )RICOH Caplio GX インプレッション


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RICOH Caplio GX インプレッション


28mmからのズームレンズを備えたスナップカメラ。
G3wideの頃から欲しかったのですが、スペック面で
二の足を踏んでいました。
満を持して登場したGX。
お手軽携帯用、旅行スナップ用を意識して購入。

スペック

項目 仕様
記録フォーマット
〈静止画〉 圧縮:JPEG(Exif ver.2.21) 非圧縮:(TIFF)
DCF準拠
*1 DPOF対応
〈文字モード〉 TIFF(MMR方式)
〈動 画〉 AVI(Open DML Motion JPEGフォーマット準拠)
〈音 声〉 WAV(Exif ver.2.21)
ビデオ信号方式 NTSC.PAL切替え
記録媒体 SDメモリーカード(3.3V 8/16/32/64/128/256/512MB)
マルチメディアカード(16/32/64MB)
内蔵メモリー(16MB)
撮像素子 1/1.8型原色CCD 有効画素513万画素(総画素数525万画素)
解像度
〈静止画〉 2592×1944、2048×1536、1280×960、640×480
〈文 字〉 2560×1920、2048×1536
〈動 画〉 320×240、160×120
記録モード 静止画(連写、S連写、M連写)、絞り優先/マニュアル露光モード、シーンモード(ポートレート、スポーツ、遠景、夜景、文字、高感度)動画、音声
画質モード F(Fine)/N(Nomal)/NC(非圧縮)
記録枚数
(内蔵16MB)
*2
〈静止画〉 2592×1944非圧縮:1枚/ファイン7枚/ノーマル13枚
2048×1536ファイン:10枚/ノーマル:20枚
1280×960ファイン:20枚/ノーマル:39枚 
640×480ノーマル:141枚
記録時間
(内蔵16MB)
*3
〈動 画〉 320×240 44秒/160×120 158秒
〈音 声〉 33分53秒
記録データ容量
〈静止画〉 2592×1944非圧縮:約9.61MB/ファイン:約1.79MB/ノーマル:約1.03MB
2048×1536ファイン:約1.29MB/ノーマル:約671KB
1280×960ファイン:約686KB/ノーマル:約356KB 
640×480ノーマル:約82KB
レンズ 焦点距離:f:5.8〜17.4(35mm換算28〜85mm。ステップズーム設定時28mm、35mm、50mm、85mmの4段階に固定可能)
明るさ(F値):F2.5(W)−4.3(T)
レンズ構成:7群9枚
デジタルズーム 4倍(光学ズームと合わせて最大12倍)
シャッター
〈静止画〉 30、15、8、4、2、1〜1/2000秒(電子シャッター、メカニカルシャッター併用。長時間露光時はノイズ除去機能あり) 
〈動 画〉 1/30〜1/2000秒(電子シャッター)
撮影距離 約0.3m〜∞(マクロ撮影範囲約0.01m〜∞、テレマクロ撮影範囲約0.08m〜∞)
ISO感度 オート/64、100、200、400、800、1600
ファインダー*4 実像式光学ズームファインダー
液晶モニター 1.8型低温ポリシリコンTFT液晶 約13万画素
フラッシュ*5 オート(逆光時自動発光)/赤目軽減/強制発光/スローシンクロ/発光禁止
到達距離 0.2m〜5.0m(W) 0.15m〜2.9m(T)
フォーカス オートフォーカス/マニュアルフォーカス/スナップ/∞(AF補助光あり)
露出調節 TTL-CCD測光マルチ(256分割)/中央重点/スポット
露出補正

マニュアル補正(+2.0〜-2.0EV 1/3EVスナップ)
オートブラケット機能(-0.5EV、+-0.+
0.5EV)

ホワイトバランス オート/屋外/曇天/白熱灯/蛍光灯/ワンプッシュ(手動)ホワイトバランスブランケット機能
セルフタイマー 作動時間:約10秒/約2秒
インターパル
タイマー
撮影間隔:30秒〜3時間(30秒単位)
PCインター
フェイス
USB1.1(プレインストールのWindows98/98SE/2000 Professional/Me/XP Home Edition/XP Professional/Mac OS 8.6〜9.2.2/Mac OS X10.1.2〜10.3に対応)
AVインターフェス オーディオOUT/ビデオOUT
バッテリー 専用リチウムイオン充電池(DB-43、オプション)
単3形電池2本(アルカリ/ニッケル水素充電池)
撮影可能枚数*6 DB-43使用時 連続撮影:約3700枚、通常撮影:約400枚(静止画連続再生時間:約340分)
単3形アルカリ電池使用時 通常撮影:約120枚
外形寸法 113.6mm(W)×29.0mm(D)×58.0mm(H) 突起部含まず
質量 約205g(バッテリー/SDメモリーカード/ストラップは含まず)
使用温度範囲 0℃〜40℃
*1 DCFはJEITAで標準化された「Design rule for Camera File system」の略称です。(機器間の完全な互換性を保証するものではありません)
*2 静止画の記録目安枚数です。
*3 ただし、320×240は1回最長80秒、160×120は1回最長300秒まで。
*4 ワイド側で撮影する場合、ファインダーを覗くと左下にレンズの一部(ケラレ)が見えますが、撮影画像には影響ありません。
*5 到達距離はISO AUTOまたはISO400設定時
*6 バッテリー持続時間は当社測定条件によるもので、電池メーカー、使用条件により大きく異なり、目安となります。
連続撮影:640×480・フラッシュOFF・ズーム使用せず・液晶モニターOFF(節電モード)で撮影
通常撮影:約30秒間2枚に1枚フラッシュ発光およびズーム動作
単3形アルカリ電池の撮影時間の目安は約60分間です。

起動状態

純正フードアダプタを装着

純正ワイコン

フォクトレンダーの外付けファインダーを装着

良い所、悪い所

使ってみて解る事も有ります。
もっとも特徴的と思われる部分を上げてみます。

良い所
・起動がとにかく速い
・シャッターラグは感じられない。
・28mmは快適
・AWB優秀
・マクロが素晴らしい。
・ワイコンが使える。
・ホットシューが付いている。

悪い所
・ちょっとノイジーな画質。
・ISO autoはスナップ用途以外では使わない方が良い。
ベース感度が高いだけでなく、頻繁に感度アップを行ってしまう。
・連写は使い物にならない。
・上記に関連するが、ブラケットも駄目。
・メディア書き込み遅い

現在の役どころ

ちょっと真面目に撮りたい時のお出かけ時携行カメラ。


総括

その気になって撮れば、作品レベルの絵は撮れる。
なんといってもワイコン使用で22mmの広角として使える用途は、
他のコンパクトとは別次元のモノ。
これだけで存在価値ありと認識してます。
他社からも28mmコンパクトは出てきましたが、
ワイド時の画質は他社よりも良好と思っています。

ただし、ある程度の使いこなしが必要なカメラでもあります。
ISOはAutoでなく、きちんと設定しましょう。
露出は若干オーバー目ででます。
アンダー補正を気持ちかけるような感じがいいと思います。
標準だとシャープネスが若干きついので、
シャープネス設定を"ソフト"で使うのも
よいと思います。

撮ったままのサンプル画像はこちら。


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