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戦後、準姉妹船のぶらじる丸とともにたくさんの南米移民の方たちを送り出した、大阪商船のあるぜんちな丸はその晩年、初代のにっぽん丸の名前でクルーズ客船として活躍しました。 当時高校生だった私は、どうしても乗ってみたくて、引退直前のこの船の乗客として、一晩の航海を楽しみました。今のクルーズ船にはおよびもつかない地味な船内設備でしたが、外国定期航路船らしい雰囲気は強く印象に残っています。とくにタービンエンジンの振動の少なさには驚いた記憶があります。 時は流れて3代目にっぽん丸もすでに15年目、そろそろMOPASも飛鳥Uをあっといわせるようなすごい船を就航させてもらいたいものです。 |