ディズニーへの提言:From Disney,To Disney,By Disney at ASIA.
香港ディズニーランド(以下HDL)が2003/01、いよいよ起工されました。
完成は2005年。
アジアで2つ目のディズニーリゾートとなります。
さて、このHDL。場所は香港はランタオ島に建設されます。
ペニーズ湾というところを埋め立てて作る、まぁ香港お得意の工法です。
香港の中心部、セントラル(中環)やチム・チャー・サイ(尖沙咀)と、
同じくランタオ島西部のチェクラップコック空港とのほぼ中間あたり。
島の東岸になります。
当然ながら、海に面している訳で、船によるアクセスが可能な地域と言えます。
蛇足ながら、東京ディズニーリゾート(以下、TDR)が存在する千葉の舞浜も、海に面しています。
東京<->香港間の距離は、約3400km。通常のクルーズ船であれば、
終日航海を続ければ、4日間の距離です。
更に加えて、ディズニーは、現在、カリブ海オンリーとはいえ、
自社のクルーズラインを持っています。
さて、何を言いたいかはご想像の通りなのですが、以上の条件を踏まえ、
以下の提言をしたいと考えました。
・舞浜に客船ターミナル(水深12m、長さ400mの桟橋を備える)を建設。
・HDL内にも同様の客船ターミナルを建設。
・ディズニークルーズライン(以下DCL)で、3隻目を建造。
・TDL<->HDLのクルーズ航路を開設する。 |
日本のディズニー愛好者の数は、それはそれは天文学的な数値です。
ちなみに、昨年度(2002年)のTDR全体の入場者数は、実に2500万人にも上ります。
日本全国のみならず、アジアからの集客もあることは言うまでもありません。
なかでも、香港からの来場者はかなりな数といえるでしょう。
とりわけ特異なのは、日本人愛好者の異常なまでのリピーター率です。
これは、TDRそのものの経営戦略の賜物といえるのは間違いとはいえませんが、
日本人特有のマニア嗜好が相乗した結果ともいえると考えられます。
ディズニーランドは、世界に現在4箇所。
カリフォルニア、フロリダ、パリ、東京
とある訳ですが、日本の愛好者達が気軽に行けるのはやはり東京というのが現状でしょう。
ここに、香港が加わります。
他の場所に比べて、日本人にとってはかなり気楽にいける所であることから、
おそらく、かなりな数の日本人が訪れるであろう事は、想像に難くありません。
これを利用しない手はありません。
冒頭、タイトルに付記したスローガンというか、キャッチコピー、
From Disney,To Disney,By Disney at ASIA.
となる訳です。
日本発のクルーズとしては、おそらく史上初めてとも言える、
外国人さえターゲットに出来る航路だと考えます。
「2箇所のディズニーランドを間をDCLに乗って回れる」
これは、欧米人にも少なからぬインパクトがあると考えるのですがどうでしょうか?
具体的なイメージとしては、以下のような感じとなるでしょう。
・香港<->日本は、片道5〜6泊のクルーズとする。
・お互い毎日曜日発とし、各々のポートには隔週で船が来ることとする。
・行きか帰りはエアーにして、パッケージとする。
・専用リムジンでポートと空港を結ぶ。 |
飛行機については、キャセイあたりとタイアップしたいところ。
ドラゴンエアでも良いですね。
ミッキーのカラーリングの飛行機とか用意できると面白いですよね。
各々のランドは、幸い、空港へのアクセスが楽ですから、
船上は行きと帰りで乗客は入れ替わる訳ですね。
勿論、そのまま船で帰る2Wクルーズも可とします。
船を2隻投入すれば、週1になります。
日本側の海さえ荒れなければ、通年でも集客はできるプランだと思います。
日本側は、舞浜を出た後、もう一箇所くらい寄港して、客を拾ってもいいですね。
普通に考えて大阪ですか...
例えば、日本発で考えると、こんな感じでしょう。
某日
(日)朝、舞浜DCLにチェックイン。この時点ではまだ乗船できない。
荷物を預けてからTDLで遊ぶ。
花火まで楽しんだ後、舞浜ターミナルからDCLに乗船。夜23;00、出港
(月)大阪に寄港。乗船客を乗せ、夜、出港
(火)〜(木)終日航海。船上のディズニーエンターテーメントを満喫。
(金)香港着。HDLで遊ぶ。宿泊は船。
(土)HDL。勿論自由行動で町へ繰り出すのも可。宿泊は船。
(日)船をチェックアウト。空港からキャセイのディズニー専用機で日本へ。 |
香港での船での宿泊を陸のホテルに代えて、
船を周遊クルーズさせるのもプランとしては在りです。
その方が、効率はいいかもしれません。
例えば、香港周辺には小さな島がたくさんありますし、
東洋のハワイとも言われている海南島もあります。
カリブのDCLのプライベートアイランドである"キャスタウェイケイ"のようなことも、
十分可能と思われます。ただこれが出来るのは香港側だけでしょう。
日本側は、やはりホテルとして船を使いたいですね。
また、このクルーズであれば、フロリダみたいに遠くないですから、
香港発着でもかなりな日本人船客を見込めるはずです。
上記の例では、単に大阪としましたが、経由地は、
上海とか、釜山とか、仁川とか、基隆、神戸、横浜、長崎、etc....
いくらでも考えられます。
固定することなく、順繰りに周るような日程
(例えば第一週の往路は大阪、復路は上海のように、週毎に寄港地を巡回させる旅程とする)
でもいいでしょう。要は、始点と終点がディズニーランドであり、
乗るのはDCLだというのが最大の売りな訳です。
題して、
「アジアディズニークルーズ」
まじめにやろうと思ったら、1隻じゃ運航が難しいので、
いっそ、スタークルーズとタイアップとかを考えてもいいと思います。
ヴァーゴをシンガポール発でHDLに向けるとか、
現在、建造が宙に浮いているサジタリウスIIを予定どうり作って、これに投入とか....
日本の船社がやってもいいですよね。
そうそう、それこそ"おりびい"や"ふじ丸"がやっても良いのではと考えます。
(ただし、これらはあくまでDCLの補助的航路に限定されます)
舞浜に客船ターミナル。良い案だと思うのですが、どうでしょうか?
顧客層的には、ディズニーファン以外にはちょっと無理があるかもしれませんが、
ご存知の通り、ディズニーファンの年齢層は広大です。
そして、前述の通り、日本には熱狂的なリピーター層がいる。
レインボーブリッジにも引っかからないし。
大型船も寄港できるように作れるだろうし。
外国客船離れが著しい東京湾の大目玉商品になり得るのでは?
副産物として、ここと天保山なり南港なりと、客船を就航させて、
ディズニー/USJ国内2(3?)大テーマパーククルーズとか....
往路も復路も乗客見込めますよね?
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蛇足.....
DCLが3隻目を作ったとして、船の名前は何になるか......
これと思うものは以下にありますでしょうか?
Disney Tomorrow
Disney Fantasy
Disney Adventure
Disney Western
Disney Mermaid
Disney Discovery
Disney Paradise
Disney Frontier
Disney Dream
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----以下、ご意見をいただきました----
Disney FarEast(Mickeyさん)
Disney Orient(Mickeyさん)
|
私の一押しは、
"Fantasy"、"Discovery"、"Dream"
の3つ....