Reports( 2003/08/27 )プリンセスクルーズ・スタープリンセス アラスカインサイドパッセージクルーズ乗船レポート 07/13


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プリンセスクルーズ・スタープリンセス
アラスカインサイドパッセージクルーズ
乗船レポート by "SATO"さん

2003/07/13 インサイド・パッセージ


こぼれ話

船内では航海中はいつでもサテライト衛星電話で日本へ電話することが出来ました。
ただし、1分$4・75(当初は約$8と書いてありましたが、サービス期間とのことで安くなっていました)と高いので、
自宅へ毎日1分だけ安否の確認電話だけしました。
寄港地の埠頭には公衆電話がたくさんあるので、
皆さんそれを利用されていました。

コーディネーターさんがフィリピン人スタッフらしき人が使っている電話の後ろへは
並んで待たない方が良いと言うのです。
理由は、母国に家族を残して、永いこと船に乗っているので、
唯一の楽しみで電話をしているので、
30分〜1時間はざらに話していて、待っていても電話が空かないからだそうです。

公衆電話では日本の国際電話カードが使えて、3000円で50分位話せるので、是非用意し行って下さい。

服装&持ち物について

”9年ぶりのクルーズ”
”外国発着の外国船”
”きちんとした計画を立てての準備をする気になれない”

と色々な理由により、手当たり次第に荷物を詰めてしまったので、
7泊9日にしては多い「大型スーツケー4個+機内持ち込み用カート+α」と言う
お引越しのようになってしまいました。

実際に乗船してみた感想は、
アメリカ人が多く、リゾート色の強い(寄港地の多い)クルーズは基本はカジュアルな服装で良いということです。
日本で普段着ているものよりも一段カジュアルな物を用意した方が良かったと思いました。
今回のフォーマルナイトでのタキシード着用率は、見た感じ4割程度で、
残り5割はダークスーツにネクタイ着用で、女性は様々なロングドレスが8〜9割程度で、
男女ともに全くの普段着のままの方が1割と言うように感じました。
ティーンエージャー以下でもスーツ&ドレスを着ていて、微笑ましかったです。

服装は絶対これで無ければいけないと言う決まりは無いでしょうが、
食事時やパーティーの時には、その場の雰囲気を想像して合わせることは、
周りの人やサービスしてくれる方へのエチケットだと思います。

結局、服装は

普段用のカジュアルな物を3〜4組、
夕食用に2〜3組、
フォーマル用に1〜2組、
防寒着1着、水着1着(室内プール&ジャクージ用)

で良いと思います。
コインランドリーも船内クリーニングもありますので、利用するなら、もっと少なく出来るでしょう。
靴は最低でも、スニーカーのような物、普段用、フォーマル用でしょうか。

他の持ち物は普段の海外旅行に必要な物と同じでした。
クルーズだから持って行った方が良い物を強いてあげれば、
日用品の売店は小さいので、日常品・常用薬・日本の食品は最初から必要量を用意していくと言うことでしょうか。
とにかく寄港地でもコンビニやドラックストアのような所は殆どありません。

デジカメのメモリーや電池は予備を多めに持って行くことと、
必ず充電器を持って行った方が良いでしょう。
(充電器はそのまま使用できます・・・持参したノートPCも大丈夫でした)

次回、同じようなクルーズに行く場合は、今回より荷物を少なくします(特に洋服)。

船内設備

10万トンの船がどんなものか想像が付かなかったのですが、
外から見た船体の巨大さには驚いたものの、船内は普通のホテルのような作りなので、
何の違和感もなく、揺れる事も無かったので船上に居ることを殆ど忘れてしまいました。
ただし、船体中央部の自分の船室前で右側の廊下を眺めた時だけが、
先が霞んで見えるので大きさを実感できる瞬間でした。
どれほど揺れないかと言う事の例えとしては
「シートベルト着用サインが点いていない時の飛行機内より、もっと揺れない」
と説明しています。

船内のいたるところに絵画が飾ってあり、見て廻るのが楽しみでした。
種類は様様で誰でも知っている著名な作品があるわけでは無いのですが、
気持ちが落ち着くような、自分の好みの物がたくさんあり
 ました。船内にアートギャラリーがあり、何度かそちらの商品のオークションが開かれて、
シャンパンを飲みながら見学することが出来ました。

オークションの様子

☆スパ(マッサージ)
14デッキにあるスパは、東洋風なインテリアでした。
サウナ(ドライ&ウェット)、シャワー等は男女別なので裸で利用でき、
リラックスチェア
(大きなS字を横にしたようなタイルで出来たベットで、長く寝ていると、うっすら汗が出る位に暖められている)、
戸外にある小さなプール&ジャクージは男女共用で水着着用です。

バスタオルはたくさん置いてあり、シャンプー&コンディショナー&ソープ&ローションがありました。
有料のマッサージを利用すると、バスローブ&サンダル&ロッカーを貸してくれます。
そして、体調や飲んでいるサプリメントの事などのアンケートを記入します。

私は本日のお勧め”全身マッサージ”を利用しました。
(遅くとも前日に予約した方が良いようです)
毎夕入ってくる船内新聞に翌日のお勧めコースが載っていて、多少の割引があります。

受付で名前を言って伝票に先にサインすることになっていて、
その時にチップも記入してしまうのが習慣のようです。(15〜20%)
受付にルームキーを預けて、帰りに引き取るようになっていました。
料金がはっきり解らない場合はパーセントで記入してかまわないそうです。
私は15%と記入しておきました。

個室の前にあるソファーやリラックスチェアにいると、呼びにきてくれます。
個室に入ると裸になってシーツの中にうつ伏せになるように言って、
係りの方が一旦外に出るのは他店と同じで、マッサージの仕方もほぼ普通ですが、
やはり気持ちがいいです。

終わってからも好きなだけ滞在して、バスローブもサンダルも脱衣籠に入れて、
受付でルームキーを受け取って帰ります。

☆セルフランドリー
大体、各デッキに1〜2箇所のセルフランドリーがあり、
洗濯機・乾燥機が各2台とアイロンがありました。
洗剤は自動販売機で3種類各25¢、洗濯機$1(約30分)、乾燥機50¢(約50分)。
何種類かの洗濯方法、乾燥方法があります。柔軟剤を入れることは出来ません。

☆フォトコーナー
乗船時、フォーマルナイト、寄港地、パーティー等には、
申し込まなくても、カメラマンがどんどん写真を撮ってくれます。
これは翌日の午後以降に7デッキのフォトコーナーに飾られるので、
自分の分を抜き取って、カウンターで欲しい分を購入して、
いらない分はそう言えば廃棄分の箱へ入れてくれます。
後半になると、最初の頃の物は外して箱にまとめて入れられてしまうこともあるので、
欲しければその中から選んで購入できます。下船後には購入できないそうです。
フォーマルナイトでは、日本人では恥ずかしくなるようなポーズを取らせようとするので、
ちょっと困りましたが、記念なので言うとおりにするのも面白かったです。。

☆スポ−ツジム
窓越しに海を見ながら走れるランニングマシーン等があり、
結構にぎわっているので、予約の紙に利用したい時間の所に名前を書きます。

☆船内での買い物

船内には

左:アクセサリー&宝石 右:香水&多少の化粧品

アクセサリー&宝石、
香水&多少の化粧品、
衣料&お酒&多少の食品、
お土産品等雑貨、

のお店がありますが、やはり買い物に燃えるようなところではないと思います。
船内の全ての買い物は全てルームキーで精算できます。
(カジノを除く、写真もビンゴのカードも)
航海中の船内は免税です。
(もっとも、公海上に船がいないと、ショップは開いていません)

☆ショー
大きなショー劇場があり、
昼は映画、夜はプロダクションショーでミュージカルやアクロバット、
歌唱ショー等見ることが出来ます。
プロダクションショーを見ましたが、
ラスベガスの”ミスティア”、”ロードオブザダンス”、”ジュビリー”を合わせたよう内容で、
楽しめました。

☆ディスコ兼バーラウンジ
船尾の17デッキ(最上階)にディスコ兼バーラウンジがあります。
昼間はディスコは営業していませんが、最後尾なので見晴らしがとても良いです。
夜には行っていないのですが、聞いた話ではライト使いなどで華やかに演出されていて、
見ているだけでも楽しいとの事でした。
中央にあるダンスフロア自体はあまり広く無いですが、
窓に沿ってテーブル席がたくさんありました。

☆キャビン内TV
TVでは日本でこの春公開されたような映画が放送されていたり、
衛星放送のアメリカドラマも放送されていていました。

その他にも、公演会・工作・ダンスレッスン等たくさんのメニューがありました。
私は、寄港地が多かったり、スパへ行ったりしていて、
丁度良い時間帯に興味のあるものが無く、参加はしませんでした。

☆船内での飲食
・バッフェ
バッフェは24時間営業ですが、
普通の食事時間以外は席が半分になったり(左舷と右舷の両方にある為)、
夜中はアラカルトメニューになることもあるそうです。
朝食には毎日フライドライス(炒飯)と、日替わりで中華風のスープやお粥があるので、
それに卵料理数種の中から選んで、日本の朝食風セットにすることが出来ました。(お醤油あり)
ハンバーガーやピザをバッフェへ持って来て食べたり、
バッフェの物をプールサイドへ持って行って食べることも、全く自由です。


カクテルラウンジ(エクスプローラーバー)

ピザスタンド

ハンバーガー&ホットドックスタンド

アイスクリームスタンド

ステーキハウス

☆☆☆☆

船内全てで、アルコールは有料です。
船長主催パーティー等、数回シャンパンが配られることがあります。

ダイニング、バッフェのコーヒー、紅茶、水以外のソフトドリンク&ミネラルウォーターは有料です。
朝食時のバフェには、オレンジ&グレープフルーツジュースがあります。
ダイニングでは食後のカプチーノ、エスプレッソ等は無料でした。

☆吹き抜けロビー

☆屋外プール

☆屋内プール

☆インターネットカフェ

☆ビンゴの様子

☆カジノ

☆図書室

ディナー

この日はフォーマルでした。

左:ロブスタービスク 右:カニ肉入りキッシュ

左:ザリガニのソテー 右:チキンのロースト、ワイルドライス添え

左:ドランブリエとココナツのアイス 右:チョコレート・ヘーゼルナッツスフレ


日付 寄港地
2003/07/12 シアトル
2003/07/13 インサイドパッセージ
2003/07/14 ジュノー
2003/07/15 スキャグウェイ
2003/07/16 トレーシーアーム
2003/07/17 ケチカン
2003/07/18 ビクトリア
2003/07/19 シアトル

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