Reports( 2005/06/25 )ダイアモンド・プリンセス アラスカインサイドパッセージクルーズ乗船レポート by "ととろ"さん


Back

ダイアモンド・プリンセス
アラスカインサイドパッセージクルーズ
乗船レポート by "ととろ"さん


"ととろ"さんの初夏のアラスカクルーズレポートです。
注目の日本生まれのクルーズ船"ダイモンド・プリンセス"です。
なお、本ページは、ととろさんの掲示板("風の吹くまま掲示板")に掲載されている
各種の内容を、ととろさんの許可をいただいてアレンジしたものです。

※上記写真は船内フォトショップにてととろさんが購入した写真です。

ダイモンドプリンセス号概要

乗客定員:2,670人
乗組員数:1,100人
総トン数:116,000トン
全  長:290m
全  幅:48m
(ブリッジの張り出し部を含む)
巡航速度:22ノット(40km/h)
船  籍:バミューダ
建 造 年:2004年3月
建 造 所:三菱重工長崎


旅程


日時 寄港地 入港 出港
2005/05/21(sat) シアトル 昼乗船(昼食は船内にて)   17:00
2005/05/22(sun) 終日航海日(インサイドパッセージ)    
2005/05/23(mon) ジュノー 12:00 22:00
2005/05/24(tue) スキャグウェイ 06:00 20:30
2005/05/25(wed) トレーシーアーム 11:00 15:00
2005/05/26(thu) ケチカン 06:00 12:00
2005/05/27(fri) ビクトリア 19:00 24:00
2005/05/28(sat) シアトル AM下船  
というのが本来の予定でした....顛末はおいおい...

乗船まで

アラスカ東南部を選んだ理由(わけ)・・・「なんでアラスカなの?」

自主上映映画『地球交響曲(ガイア:シンフォニー)』(監督龍村仁)第3番に、
アラスカの風物や生き物に魅せられた
カメラマンであり素敵なエッセイストでもある
”星野道夫”という40代で亡くなった人が登場します。
彼の歩いたアラスカの軌跡、作品に惹かれ、
その映画の描くテーマに
『出来ればアラスカという地に少しだけでも足を踏み入れてその空気を感じたい』
がそもそもの始まり。

それと、結婚50周年は10年先。
それまで2人で元気でいる保証はない、40年で先取りをと、
楽しい事は早めにやっちゃえと!、『ダイヤモンド・プリンセス号』でアラスカ東南部に向かった次第。

寒い?暑い?船上フォーマル・パーテイは何を着るの?なんてことには、
有難い事に掲示板を通じて、クルーズレポなどを教えて頂くことが出来、
荷物は少なめに(一人スーツケース一個と手に持てる程度のバックだけにする〜〜と決めて)

福岡→成田→シアトル(イチローさんの本拠地)で乗船。
 スーツケースは宅急便(ツアー代金に込み)で成田へ先送り。

 手荷物一つで移動というのは楽ですねえ。成田で受け取って即シアトル便に。
添乗員さんは男性1名。このグループは13名と少数。
飛行時間9時間かな。
あちらのCAさんは日本のように美人でスマイル:スマイルのお姉さんじゃなく、
私に近いような実用的オバサン乗務員さんです。
食事2回、正直に言うとまずい。
飲み物はワイン、ビール、ジュース、珈琲、紅茶、緑茶なんでも幾らでもあり・・ ですが。
本読んだり映画見たり(英語当たり前ですが)ゲームしたり
 わたしゃ、眠れなかったわいなあ。前のおじさん、鼾かいてた。気持よさそうに。
   
シアトルのビル群、曇り空の下、霞んでいました。

何故『クルーズ』?
お金かかるでしょう?凄いねえ!との声かなり。
お答えしまぁ〜〜す。

以前娘が仕事でアトランタ支店(アメリカ南の街。「自分で自分を褒めてあげたい」と誰やらが言った、
あのオリンピック開催地。ついでに言うなら『風とともに去りぬ』の舞台になった都市、
映画好きならここで「おう、クラーク・ゲーブル!」と言う筈の街)にいた時、
船に関係の会社なのでと言う事もあって、
3泊4日の『マイアミ:クルーズ』
に留学費一部お返しのつもりで招待してくれた。

これでハマリマシタねえ。

勿論今度程大型じゃないけど、楽しかったので。
宿泊が同じ所というのも、あちこち移動しなくていいから楽でねえ。
ラクで楽しくて、あちこち寄れりゃあいうことなし。
 
これは余りに個人的かつお恥ずかしいので発表したくない(爆)のですが、
保険の小さな積み立てが満期になったのです。(にやにや)
前にリタイアした時に、もう自分達の後始末代だけでいいや〜〜と整理したらそれなりに戻ってきたので、
これも旅資金や横浜の娘宅行きにプール。
余談ですが、私達はそれぞれに小さな終身保険証書が一枚ずつと
この家一軒だけあればいい〜〜と考えている夫婦です。
娘達も了承。
だから必然的に、その小さな積立金は今回のクルーズに。
でも〜〜皆さんが『凄いねェ』と仰るほど、
クルーズも経費はかかりません。世界一周ならともかく。(笑)

何とも現実的な打ち明け話でしょ。
『真実はこれだ!』自分でフォーカスしちゃいました。
皆さん、お笑い下さい。
若い頃からやりくりだけは、夫サンが不思議がるけど、上手いんだなあ。
まあ、一応娘達が自立と言うか、何とかやっているので、出来る事でしょうがね。

気分を変えて、シアトルで。花と港の風物

星野道夫の話をしたので、我が家の本棚にある彼の作品を、参考までに紹介します。
これらは夫サン購入。私は本は専ら図書館活用。文庫本や自分の趣味のは買うけど。

写真もですが、その文章はセンテンスが短く、
感性があって暖かい人間性に溢れ、いつの間に引き込まれます。
特に『旅をする木』は彼がアラスカに惹かれたその始まりから語りかけています。

星野道夫作品『星野道夫の仕事』1から4まで。(大判:アラスカの動物などの写真が凄い。朝日新聞社)
『風のような物語』写真とエッセイ。小学館
『旅をする木』(アラスカの物語)文芸春秋社
『長い旅の途上』(文芸春秋社)
『森と氷河と鯨』ワタリガラスの伝説を求めて(世界文化社)
『ノーザンライツ』星野道夫の遺作(新潮社)
『旅をした人(星野道夫の生と死)』池澤夏樹 著(スイッチ:パブリッシング社)
『表現者』(スイッチ:バブリッシング社)
『イニュニック』(アラスカの原野を旅する)(新潮社)
星野道夫は19歳、まだ大学生の頃、
本屋でふと目にしたアラスカの海沿いの小さな村『シシュマレフ』の写真を見て、
「こんなところで誰がどんな生活をしているのだろう」と強くひきつけられて、
着かないかもしれないのを承知で、アラスカ:シシュマレフ村宛に手紙を書きました。
それがなんと〜〜忘れた頃にその村の村長さんから「ぜひいらっしゃい」と返事が来て。
それから星野道夫とアラスカの深い縁が始まったのです。

いよいよ船内へ。クルーズの始まりです。


日付 寄港地
2005/05/21 シアトル
2005/05/22 インサイドパッセージ
2005/05/23 ジュノー
2005/05/24 スキャグウェイ
2005/05/25 トレーシーアーム
2005/05/26 ケチカン
2005/05/27 ビクトリア
2005/05/28 シアトル

寄港地をクリックすると、各々のページへ飛びます。

Back

ご感想をおまちしております。

ご意見、ご質問等はBBSでも受け付けています。お気軽にお立ち寄り下さい。